2022年は12月22日が「冬至」。 今回は、冬の至りである冬至と、それにまつわる日本と海外の風習についてご紹介します^^
12月に入るとすっかり日が短くなり気づけば外が真っ暗になっていますよね!?
冬が至ると書いて冬至。
冬至とはどのような意味があるのか…
その答えは、「夜の長さ」であります。
冬至とは、一年で昼の時間が最も短くなる日のこと!!
古代中国で考案され、日本に取り入れられた季節の指標である二十四節気も、太陽の通り道である「黄道」をもとに決定されているらしいです。
二十四節気は、1年を春夏秋冬の4つに分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、夏至・冬至・春分・秋分は「二至二分」と呼ばれ、暦の基礎となる日として古くから重要視されてきものです。
そして、太陽の運行において重要なのが一年で最も昼の時間が長くなる「夏至」と最も夜が長くなる「冬至」だそう。
なかでも冬至は、生命の象徴である太陽の力が最も弱くなる日であることから「死に最も近い日」と考えられ恐れられてきたらしいです。
一方、この日を境に日照時間が延びていくことから、陰の気が極まって陽の気に向かう折り返し地点とも位置づけられ、衰運をあらため幸運へと向かうみそぎの意味合いで柚子湯に浸かる風習があんだそうです。
このように冬至は夜の時間が最も長くなる日でありながら季節をもたらす太陽への深い信仰を感じさせる重要な日のようで、地域ごとに形は違っていても全く異なる宗教や文化を持つ世界のあらゆる国で独自の習慣が生まれているんだそう。
日本の冬至といえばカボチャ粥。
カボチャは7月から8月に収穫の最盛期を迎える夏野菜だが、なぜ冬至に食べるのかと言うと、太陽の光をたくさん受けて育った野菜がカボチャで、カボチャは常温でも比較的長い期間保存が可能な食材だったため冬にも食べることができたからだそうです。
地域によっては厄除けの意味で小豆入りのカボチャ粥を作ったり、カボチャのみで粥を作るところもあるらしいが、我が家はあずき入りのカボチャの粥を冬至に作り食べる習慣。
また、江戸時代の銭湯で「催し湯」のひとつとして冬至の日に柚子を入れたのが始まりだと言われてる柚子湯に入るのが習慣で、柚子湯に入る事で「ひびやあかぎれなどの冬特有の肌荒れを防ぐ」「冬至の日に柚子湯に入ると風邪をひかない」などの言い伝えがあり、健康と来福を願う縁起物として鮮烈な香りとともに熱いお湯に浸かるのが冬ならではの楽しみの一つになっています。
ちなみに海外でも冬至の過ごし方があり、北欧では冬至に「ユール(Yule)」という祭りがあります。
ユールはキリスト教が伝来する以前から続くゲルマン人による古代北欧の祝祭で、もともとは豊穣祭としての意味合いがあり古代北欧における代表的な豊穣神である「フレイ」や死の神「オーディン」などにオスのブタを生贄として捧げた後に食べ、ビールを飲む宴。
ユールの時期には、日中でも太陽が昇らない「極夜」の現象が起こるが、その期間、「ユール・ログ」といわれる木の幹を燃やし太陽の復活を祝う儀式を行ったそう。
一方中国では「冬至節」と呼ばれ、家族で餃子を食べたり「冬至団」という「湯円(白玉粉で作られた丸い団子のスイーツ)」を楽しんだりする風習があるんだそうです。
あらゆる生命活動の源となるのが太陽。
太陽の照る時間が最も短くなる冬至は生き物にとっては少々つらい環境となり、私たちは心身のバランスを崩しやすくなる日なので、体調には十分注意をしながら伝統行事や季節を楽しみ気分も体調も上げ、厳しい冬を乗り越えていきたいと思います^^
簡単にまとめると、一年で最も昼の時間が短くなる日が冬の冬至^^
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